この春は子供たちの卒園式、入学式で久しぶりに着物を着る機会があった。梅雨に入る前に、一度本格的に自分の着物の整理収納をしておきたいと思い、やってみたので、その報告をする。

作業の様子を早送りで(途中まで)

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(もくじ)
1.手順
2.迷ったところ
3.工夫したところ
4.感想
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1.手順

(1) 作業時間を決める。作業面(和室の床)を用意する。床が汚れていないか確認。天気の良い日がおすすめ。

(2) 着物、帯、小物、バッグ、草履等、どこまで手を付けるのか、優先順位を決める。

(3) 引き出しを抜いて作業面に並べる。

(4) 引き出しの数を数える。

(5) たとう紙の中身を確認する。着物の状態に問題は無いか、捨てるものはないか確認。

(6) たとう紙にラベルが書いてあることを確認する。ラベルを見て中身の見当が付かない場合は、写真を撮ってたとう紙に貼る。たとう紙を開かなくても、中身が分かるようにラベリングする。

(7) カードサイズの紙を用意し、1アイテムにつき1枚のカードに情報を書きうつす。

(8) 引き出しを大きな紙に書き、そこへカードを並べて「どの引き出しにどの着物を入れるのか」を決める。(引き出しの大きさごとに、入る着物の数には制限がある)使いやすい高さの引き出しには、良く使う着物(襦袢など)を入れる。高い位置には、黒留袖や絽や単衣など、使用頻度の低いものを入れる。

(9) 紙の上で、どの引き出しに何を入れるかを決められたら、それの写真を撮る、または紙に書きうつす。

(10) (9)で撮った写真をもとに、実際に着物を収めていく。

(11) 引き出しに、中身のラベルを貼る。

(10) (9)で撮った写真をもとに、実際に着物を収めていく。

(11) 引き出しに、中身のラベルを貼る。

2.迷ったところ
引き出しごとの分類として、「種類」と「グループ」がある。
種類で分ける:着物(訪問着、小紋、紬、留袖など)、帯、小物
グループで分ける:留袖と留袖用の帯、留袖用襦袢、留袖用の小物
基本的には種類で分けたが、留袖と夏着物は着る機会が少なく、アイテム点数も多くないので、これらについては例外的にグループ分けで収納することにした。

3.工夫したところ
以前、エリ芯がどこか行方不明になって、探すのに時間がかかることがあった。必ず襦袢と一緒にしまうことが大切だと考え、引き出しのラベルに「襦袢、エリ芯」と書いた。
この前の3月に訪問着を着た時、間違って夏用の帯締めを出してしまうことがあった。そういう間違いをしないために、夏着物用の帯締めは、帯締めの引き出しの中ではなく、夏着物と一緒の引き出しにしまうことにした。これで間違わなくて済むと思う。
ラベルには「ふりがな」も書いてみた。これは娘にも、読んでもらえるようにと思ってのこと。将来、娘が着物に興味を持ってくれるかどうかは分からないが、少しは慣れ親しんでもらえたらと思う。

4.感想
1時間半ほどで終わらせることができて良かった。
私の場合は、捨てるアイテムはなかったので、捨て方・手放し方で迷うことはなかった。収納スペースに対しての着物の数も適切だったと思う。(ちなみに3年前に和ダンスを買い足している)
ただ、着物の端切れについては、産地や織物の証明になるもの以外は、捨てても問題ないと思った。母に確認したら、母も同意していた(実家で使うから、捨てるなら送ってと言われた)


着物でカビたり、シミになっているものの発見はなかったので、安心した。
ただ、引き出しの底板にシミらしきものができているのが、ちょっと気持ちよくなかった。
今回の整理で、総量の把握と、何がどこにあるのかすぐ分かるようになった。
とても気持ちがスッキリした。

★★★

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茨城県神栖市の整理収納アドバイザー にしじゅん(西脇順子)
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